新型コロナ 9万5903件に特例猶予適用 税額は2617億7700万円
2020/08/26
国税庁はこのほど、新型コロナウイルス感染症の影響により、納税が困難な納税者に対する「納税の猶予制度の特例」の適用状況(令和2年4月~6月分)を公表した。
それによると、令和2年4月30日に施行された「納税の猶予制度の特例」(特例猶予)について、令和2年6月30日(火)までに猶予申請を許可したのは9万5903件、適用税額は2617億7700万円だった。なお、この数字には、既存の猶予制度の適用件数・税額は含まれていない。
平成30事務年度(平成30年7月1日から令和元年6月末まで)における納税猶予制度の適用状況(既存制度のうち申請によるもの)を見ると、納税猶予の件数は943件、税額は27億700万円。換価の猶予は4万928件で、667億7900万円となっており、新型コロナウイルスにともなう特例猶予の適用件数の多さが分かる。